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“ステップ”の年に、「動く。感じる。旅になる。」

田川委員長(中央)、見並副委員長(左)
田川委員長(中央)、見並副委員長(左)

ツーリズムEXPO、9月24―27日開催

 日本観光振興協会と日本旅行業協会(JATA)は5月28日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で9月24―27日まで開く、「ツーリズムEXPOジャパン2015」の概要を発表した。2回目の開催となる今回は“ステップ”の年と位置付け、世界最大級の観光イベントとして、さらなる飛躍を目指す。 今年のツーリズムEXPOのキャッチフレーズは「動く。感じる。旅になる。」

 ツーリズムEXPOジャパン実行委員会の田川博己委員長(JATA会長)は「現在、東京五輪の20年を視野に、その中間年の16年を1つの節目として事業を計画している」と語り、今年は昨年からステップアップし、新しいプログラムや取り組みに挑戦していくとした。「16年はリオデジャネイロで、オリンピックの次回開催地として東京がコールされ、日本が注目される年。ツーリズムEXPOジャパンも大きく飛躍するジャンプの年にしたい。観光産業の関係者にとって、欠かせない観光総合イベントへの確立が大きな目標」と述べた。

 大きな5つの事業を展開するなかで新たな取り組みとして、観光産業の発展や拡大に寄与する団体や個人を表彰する顕彰事業「ジャパン・ツーリズム・アワード」を創設する。「国内・訪日領域」「海外領域」「UNWTO部門賞」の3部門を設ける予定。見並陽一副委員長(日本観光振興協会理事長)は、「地域や観光事業で大きな発信をしている人や取り組みに光を当てることが、観光立国に結びついていく」と意義を語った。

 国際観光フォーラムの今年のテーマは「Tourism&Culture―旅と文化―」。文化を守り、伝えながら資源化し、それをいかに産業として拡大、発信していくかを議論する。基調講演には世界貿易機関(WTO)元事務局長で、世界観光倫理委員会議長のパスカル・ラミー氏が登壇する。また、フォーラムでは新たに日本アセアンセンターと共催でASEAN地域にフォーカスした「インターナショナル・ツーリズム・リーダーズ・ミーティング」を開催。ASEANと日本の観光産業内の各専門家やトップらによる会議を行う。

 出展数1500コマを予定する展示会は、国内・訪日関連が約4割増加する見込みで、北海道新幹線開業を控える北海道が大きくPRを展開するほか、訪日外国人観光客の増加を背景に、ショッピングツーリズム協会が30コマと大規模なブースを展開する。

 今年の交流会「JAPAN NIGHT」は、都市空間を利用した「都市型MICE」を具現化。丸の内エリアの国家戦略特区を活用し、伝統と先端、技術とアートを通し、日本の多様性を体感する空間を演出する。

 これらの展開で、今年の入場者数は約17万人を見込む。若年層にはSNSでの発信強化をはかるほか、在日外国人向けのPRも積極的に行い、昨年から約1万人の増加を目指す。

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