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No.404 日本旅館協会総会特集、針谷了会長インタビュー

2015年6月11日
編集部

日本旅館協会総会特集
針谷了会長インタビュー

 日本旅館協会(針谷了会長)は針谷体制となり1年が過ぎた。(1)協会の正常化(2)会員メリットの拡大(3)観光立国への貢献――の3つを柱に、協会の財務体制にもメスを入れ、収支の大幅な黒字化に成功。委員会の一新、保険代理業務の協会直轄による安定的収益の確保、クレジットカード手数料の低減化などを断行し、今年度はさらに、旅館経営の生産性向上も積極的に推進していく。針谷会長にこの1年と今後についてうかがった。
【聞き手=石井 貞德・旅行新聞新社社長、構成=伊集院 悟】

 

 

 ――会長に就任されて1年が経ちます。この1年間の取り組みと成果、事業の進捗状況について教えてください。

 昨年6月、会長に就任させていただき、(1)協会の正常化(2)会員のための事業推進による会員メリットの拡大(3)観光立国への貢献――の3つを柱に取り組んできました。

 協会の正常化としては、まず定款の見直しを行いました。急場での2団体の合併のため、一般社団法人に関する法律と当協会の定款、定款と諸規定との間に齟齬があったので、総務委員会を中心に熱心に取り組んでいただき、諸規定を6本改正、3本新たに制定しました。昨年9月の臨時総会で定款を一部改正を承認いただき、さらにこの6月の総会で抜本的な改正案を提案する予定です。

 また、財務状況は約4300万円の赤字予算で、改革をしないと財政が破綻するようなひどい状況でした。そこでまずは支出の無駄を洗い出しました。事務所を全国旅館会館へ移転し賃貸料を抑え、団体合併にともない2人いた事務局役員を1人にしました。ホームページ「やど日本」は運営費だけで年間約1千万円かかっていましたが、コールセンターなどをなくし、ランニングコストのサーバー費用である年間8万4千円に削減。さまざまな団体・組織に加盟もしていましたが、それらも必要なものだけに精査し、団体会費支出を実質4割カットしました。…

 

※ 詳細は本紙1589号または6月17日以降日経テレコン21でお読みいただけます。

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