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No.402 全旅連全国大会特集、佐藤会長、北原次期会長に聞く

2015年5月20日
編集部

全旅連全国大会特集
佐藤会長、北原次期会長に聞く

 全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(佐藤信幸会長)の全国大会が6月3日、佐賀県佐賀市で開かれる。4期8年間の佐藤体制では、東日本大震災や耐震問題などさまざまな課題に直面し、一つずつ成果を上げてきた。今期からは北原茂樹氏が会長を引き継ぎ、耐震問題など「佐藤会長が成し遂げてこられたものを強固にしていく」と決意を語る。佐藤会長には8年間を振り返っていただき、北原次期会長には今後の抱負や、旅館業界の課題などを語ってもらった。

【聞き手=増田 剛】

 

 

佐藤信幸氏
佐藤信幸氏

一歩ずつ前進し一定の成果、佐藤信幸会長(日本の宿古窯)

 ――佐藤体制8年間を振り返って。

 全旅連活動では1995―96年度に青年部長として活動しました。03年からは、小原健史会長のときに東北ブロック会長も兼ねて2期4年間、財務担当の副会長を務めました。そして07年から4期8年間、全旅連の会長を引き受けさせていただきました。

 □NHK受信料問題

 会長に就任して最初に大きな課題に直面したのは、NHKの受信料の問題で、NHKはホームページで「受信料の事業所割引を導入する」と発表されました。事業所割引と言いながら、実際はテレビの設置台数がわかりやすい「旅館・ホテルを対象とした制度」ではないかと大きな問題になりました。これまでは施設ごとに異なっていたNHKの受信料が一律50%割引で徴収するということになり、全旅連を中心とした当時の宿泊5団体では到底受け入れ難く、英国のBBC方式(15室までは1契約、さらに5室増えるごとに1契約)ならば、ということで話し合いを進めていました。双方譲らず膠着した状況のなか、NHK側から全旅連をはじめ、宿泊5団体に「集金業務を引き受けてもらえないか」という提案がありました。

 小原体制のときに財務担当の副会長だった私は、…

北原茂樹氏
北原茂樹氏

耐震問題「この2年が勝負」、北原茂樹次期会長(旅館こうろ)

 ――全旅連会長に立候補された理由は。

 青年部の時代から約30年間、全旅連という組織に関わらせていただきました。小原健史会長の体制では、専任理事という立場でさまざまな仕事もさせていただきました。その後、常任理事として佐藤信幸会長を補佐してきました。

 佐藤体制の8年間には東日本大震災や、原発補償、耐震問題、NHK受信料問題、固定資産税減免など、天災や数々の難題に直面しましたが、佐藤会長が一生懸命対応され、大きな成果も出されてきました。佐藤会長がやり遂げて来られたものをさらに強固なものにしていくことが、私の最後のお勤めかなと思いました。

 とくに耐震問題は佐藤体制の最後に突然出てきた大きな問題で、補助金制度の交渉も現在進行中であり、各都道府県の対応も定まっていないなか、「きちっと詰めていかなければならない」という思いは強くあります。というのも、…

 

※ 詳細は本紙1585号または5月21日以降日経テレコン21でお読みいただけます。

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