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未来への手紙受け付け、坂の上の雲ミュージアムで(愛媛県松山市)

未来に向けて手紙を投函
未来に向けて手紙を投函

 愛媛県・松山市は4月1日から、未来の自分や大切な人に宛てた手紙を受け付ける「坂の上の雲ミュージアムレター~明日の君へのメッセージ~」をスタートする。

 明治時代に活躍した秋山好古・真之兄弟、正岡子規らを描いた小説『坂の上の雲』の舞台である同市は、市内に数多くある主人公ゆかりのスポットをつなぎ、回遊性の高い物語のあるまちづくりを進めている。

坂の上の雲ミュージアム
坂の上の雲ミュージアム

 今回の企画は、3人の主人公が抱いた高い志とひたむきな努力、夢や希望に思いをめぐらせながら、自らの想いと言葉を手紙にして投函してもらうもの。市内のロープウェー街の近くにある「坂の上の雲ミュージアム」で手紙を受け付け、任意で設定する1―5年の預かり期間経過後、指定の住所に届ける。

 1通300円で定型の封書サイズに限る(オリジナルレターセット付は400円)。写真を同封することもできる。開館日のみの受け付け(月曜日休館)。

 昨年8月には俳句甲子園で全国各地から集まった高校生が同様の手紙をミュージアムで投函したほか、昨年11月にも修学旅行で松山市を訪れた愛知県の高校生が、20歳の自分に宛てた手紙を投函した。

 松山市観光・国際交流課は「修学旅行の高校生はもちろん、一般のお客様もぜひ利用してほしい。数年後、そのときの言葉とともに松山の情景を思い出していただければ」とPRしている。

 また、坂の上の雲ミュージアムでは来年2月14日まで、企画展「子規・真之の青春」を開催中。1883年に上京した2人は、東京大学予備門に入学し勉学に励む傍ら、寄席や野球なども楽しんだ。当時の成績表や写真など約100点を展示し、子規・真之の青春時代を紹介する。成績表からは子規が1年目を落第した記録などが読み取れる。

 “近代国家制度の形成”と題した企画展「子規・真之と小学校」を昨年2月から1年間実施し、今回はそのシリーズの第2弾。

 開館時間は午前9時から午後6時30分(入館は午後6時まで)。観覧料は大人400円、高齢者(65歳以上)200円、高校生200円、中学生以下無料。

 坂の上の雲ミュージアムは、『坂の上の雲』を軸としたまちづくりの中核施設。秋山兄弟や子規らの資料をはじめ、映像などを駆使し、小説の世界観を発信する。

 問い合わせ=松山市観光・国際交流課 電話:089(948)6558。

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