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売上12億円目指す、今春から京都丹後鉄道に(WILLER TRAINS)

村瀬茂高社長
村瀬茂高社長

 WILLERグループのWILLER TRAINS(村瀬茂高社長)は1月29日、京都と東京で会見を開いた。昨年、北近畿タンゴ鉄道(KTR)の最適提案事業者に選定された同社は、今春から「京都丹後鉄道」と名称を変更して運行を開始する予定で、初年度の2015年度の売上は現状から1億5千万円の増収となる12億円を目指す。

 東京会場の会見で村瀬社長は、ウィラーグループの10年構想「交通革新とまちづくりが連携することで、地域の価値を向上する」を紹介。グループをあげて北近畿エリアの革新を行うとし、(1)高次元交通ネットワークの実現(2)地域を創生する若い人の働く場の創造(3)交通・まちづくりを目指す学生の教育の場を創造――を3本柱に掲げた。

 高次元交通ネットワークとは、鉄道を基軸に電車からバスなどへの乗り換えに連続性があることで、公共交通の空白地帯にはタクシーや小型モビリティなど新たな交通サービスの導入を検討する。村瀬社長は「主要駅からの移動を便利にする必要がある。できないではなく、どうするかを考えていく」と述べた。

 京都丹後鉄道の運行にあたっては、地元に愛される地域のシンボリックな鉄道を目指し、駅や車両、制服など地域に溶け込んだデザインを重視。略称は丹波、丹後、但馬の「三丹」から「丹鉄(たんてつ)」とし、ロゴマークも制作した。また、路線名や一部駅名は観光客にも分かりやすいように変更するほか、沿線地域の交流人口を増やすため、「家族」を主なターゲットに各種企画乗車券を展開する。

 売上目標は初年度が売上12億円、営業利益が3千万円、利用人員は210万人を目指す。2年目は12億5千万円、3500万円、220万人、3年目は13億円、4千万円、230万人。

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