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ニーズをつかめ

2015年2月11日
編集部

 先日、成田空港の免税エリアで和雑貨などの伝統工芸品を訪日外国人客へ販売する「天正堂」の仲嵩和也店長の話を聞いた。同店では当初安い価格帯の「箸」や「鉄瓶」などを販売していたがあまり売れず、高額商品に変えたところ、月の売上が4倍ぐらいに跳ね上がったという。仲嵩氏は顧客ニーズの分析に力を入れていた。

 2014年の訪日外客数は前年比29%増で1340万人に達し、訪日外国人旅行消費額は同43%増で2兆円の大台を突破した。日本百貨店協会が発表する外国人観光客の売上高は、昨年10月の消費税免税制度改正後は2倍以上に膨れ上がり、インバウンドの好調さが際立つ。

 観光庁は昨年4月に「マーケティング戦略本部」を設置。15年から市場ごとの目標値を設定する方針を掲げていた。各市場ニーズを詳細に分析した戦略に期待がかかる。

【伊集院 悟】

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