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旅館を世界へPR、全旅連との連携も(トリップアドバイザー)

2014年12月11日
編集部

 トリップアドバイザーでは、「Ryokan」プロジェクトを立ち上げ、旅館ブランドのPRに力を入れている。10月末には、日本のページのメインタブを「ホテル/旅館」に変更。これにより、同サイトが展開する45カ国28言語すべてで、「ホテル/旅館」タブが現れるようになり、旅館ブランドPRの一助となる。

 これまでメインタブは「ホテル」で、旅館は「B&B/民宿」カテゴリーに入れられていた。
 
 11月20日のメディアとの意見交換会で、日本法人の代表である原田劉静織氏は、「利用客はデフォルトのものしか見ない人も多く、これまで旅館は隠れていた。ホテルと同じメインタブに移すことで、日本文化としての旅館の注目度向上につながる」と語った。同社では旅館ブランドの向上へ、全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会と連携。今後、同サイトの活用法や勉強会なども開く予定という。

 また、原田代表は「トリップアドバイザーは旅行情報サイトとしてナンバーワン。旅行者に参考にされるサイトとしてはまだOTA(オンライン旅行会社)に及ばないが、今後OTAに負けないぐらい活用してもらえるようにしたい」と力を込めた。今後、観光名所などのアトラクションの充実をはかり、そこでOTAとの差別化をはかりたいという。「旅行はホテルに泊まりに行くのではなく、観光名所やアトラクションがあって、その先に宿泊がある。旅行に行く際に、ワンストップで対応できるようなサービスを目指している」と語った。

 同サイトは2000年に開設。現在45カ国、28言語で展開しており、月間利用者数は3億1500万人以上に上る。登録会員数は7千万人以上で、旅行者からの口コミ情報数は1億9千万件以上。登録施設数は440万軒以上(宿泊施設154万以上、レストラン240万以上、観光施設48万以上)で、日本の掲載施設数は、宿泊施設が3万1550軒、レストランが16万1123軒、観光施設・アクティビティが1万8773軒となる。

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