test

「オンリーワンのまち」認定第5号、南信州・飯島町観光協会に(ふるさとオンリーワンのまち)

飯島町観光協会の三石宏之会長(右)と津田令子理事長
飯島町観光協会の三石宏之会長(右)と津田令子理事長

 NPO法人ふるさとオンリーワンのまち(津田令子理事長)はこのほど、長野県・飯島町観光協会(三石宏之会長)が取り組む「『ふたつのアルプスが見えるまち』南信州・飯島町がもたらす自然の恵みを活かしたまちづくり」を、「ふるさとオンリーワンのまち」の第5号認定した。「オンリーワンのまち」は、そのふるさとにしかない独特の風土や伝統文化、産物などに光を当て、全国ブランドの観光資源に育てることで、継続的な地域活性化に結びつけることを目的としている。

「ふたつのアルプスが見えるまち」

 長野県上伊那郡飯島町(高坂宗昭町長)は、中央アルプスと南アルプスに囲まれ、天竜川が大地を潤す信州伊那谷の中央に位置する「ふたつのアルプスが見えるまち」。ふたつのアルプスから湧き出る清流が織りなす自然に囲まれた町は美しい農村風景として広がる。3千メートル級の山々から里山・里川へと変化に富んだ河岸段丘を描き、「理想の移住スポット」として近年注目されている。同町役場には「定住促進室」を設け、町をあげて移住促進に取り組んでいる。

 自然豊かな環境のなかで、「信州の名水・秘水越百(こすも)の水」や、米、ナシ、リンゴなどの農産物、アルストロメリアやシクラメンなど色鮮やかな花の生産にも力を入れている。さらに、トラベルミステリーの巨匠・西村京太郎氏の作品「赤と白のメロディー」や、柴崎コウ主演映画「食堂かたつむり」の舞台にもなっている。飯島陣屋が置かれるなど歴史も深いのが特徴だ。

認定授与式で高坂宗昭町長があいさつ
認定授与式で高坂宗昭町長があいさつ

 11月7日には、同町文化館で「ふるさとオンリーワンのまち」認定授与式を開き、飯島町観光協会の三石会長に津田理事長から第5号の認定書が渡された。NPO法人からは津田理事長をはじめ、大越信行副理事長、石井貞徳専務理事(旅行新聞新社社長)ら6人が出席した。

 津田理事長は「地元の人には当たり前の風景かもしれないが、ふたつのアルプスが見える、素晴らしい自然の恵みを活かした飯島町観光協会のまちづくりにスポットを当てた。今後は、飯島町の皆さんがこの認定を上手く利用して地域活性につなげていただければ」とあいさつした。

中央アルプスを背景に千人塚公園(飯島町観光協会提供)
中央アルプスを背景に千人塚公園(飯島町観光協会提供)

 来賓として出席した高坂町長は「少子高齢化が進むなか、飯島町も若者の定住をはかりながら地域活性化に取り組んでいる。今回このような栄えある認定をいただき感謝している。今後の我が町の取り組みの弾みにしていきたい」と祝辞を述べた。

 三石観光協会会長は「観光協会として光栄に感じている。これを機にふるさとの山々を全国に広め、『オンリーワンのまち』として地域の活性化、そしてより一層の定住促進につなげていきたい」と語った。

 ふるさとオンリーワンのまちは、今後も年に2、3件を新たに認定していく予定だ。

 問い合わせ=事務局・旅行新聞新社(公式メディア) 電話:03(3834)2718。

いいね・フォローして最新記事をチェック

PAGE
TOP

旅行新聞ホームページ掲載の記事・写真などのコンテンツ、出版物等の著作物の無断転載を禁じます。