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「ZOOM JAPON(ズーム・ジャポン)(5月号)」

2022年5月18日
編集部

2022年5月18日(水) 配信

http://zoomjapon.info

特集&主な内容

 先月の鎖国特集に続いて、今号も日本の歴史を取り上げました。創刊から120号、13年目に入り、もっと楽しげな特集もできたのですが、現在のウクライナ情勢に感化されて選んだのは、奇しくも今年で90年となる、大日本帝国による傀儡国家、満州国の特集です。90年前に中国で起こったことと、現在ウクライナで起こっていることが同じわけはないですが、過去から学ぶことはあるでしょう。本誌では、情報週刊誌「L’Obs」のアジア担当だった専門家から満州国について寄稿していただいたほか、アジアの歴史が専門の京都大学教授、貴志俊彦さんからもお話を伺いました。また、満州を題材とした漫画で、フランスでも順次翻訳されている「満州アヘンスクワッド」の原作者、門馬司さんのインタビューも掲載しています。

〈フランスの様子〉環境資源赤字

5月4日、Liberation紙のウェブサイトより。「報告:超過の日、フランスは節制状態に」記事の写真は、2002年にヨーロッパで初めてできたマルセイユにあるオーガニック養殖漁場

 5月5日、日本がコロナ以前のようなゴールデンウィークの真っ只中の日、フランスが迎えたのは「Le Jour du dépassement(超過の日)」。英語では「Earth Overshoot Day」だ。◆この概念の日本語はまだないが、フランスではここ数年、毎年この日が来るとメディアがトップニュースの1つとして取り上げるほどの関心事になっている。◆これは、その年の地球資源を人類が使い果たした日を示したもので、この日以降は、地球の資源は減っていく一方の「赤字」になるという警鐘が鳴らされる日だ。もちろん、地球環境には国境はないので、地球全体では昨年は7月29日だった。国別のエネルギー使用などを考慮した場合、もし地球全体がフランスのように振る舞ったら、今年の資源を使い果たしたことになる日が、5月5日だったという。◆ちなみに、アメリカだと今年は3月13日。現在のフランス人のような生活をするにはあと地球が2つ必要なくらいなレベルで、こうした指標は世界自然保護基金WWFが発表している。◆再選を果たしたマクロン大統領も、新しい5年の任期の重要課題として環境問題への対応が国民から求められているという。

ズーム・ジャポン日本窓口 
樫尾 岳-氏

フランスの日本専門情報誌「ZOOM JAPON」への問い合わせ=電話:03(3834)2718〈旬刊旅行新聞 編集部〉

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