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ベストウエスタンホテルの経営会社(ランドーナージャパン長崎マネジメント)が破産(帝国データバンク調べ)

2022年4月11日
編集部:増田 剛

2022年4月11日(月) 配信

 ランドーナージャパン長崎マネジメント(内田泰祐社長、長崎県長崎市)は3月18日(金)、長崎地裁から破産手続き開始決定を受けた。帝国データバンクによると「負債は現在調査中」としている。

 同社は2013(平成25)年7月に設立したホテル経営業者。米国大手シティホテルチェーンであるベストウエスタンインターナショナルのライセンサーのグループ会社で、「ベストウエスタンホテル」の名称で前身会社からホテル経営を引き継ぎ、事業をスタートさせた。

 長崎市の中心部にあるホテルとして高い知名度を誇り、結婚式での利用も多く、16年9月期には年間収入高約9億6000万円を計上していた。

 しかし、20年に入ってからは、新型コロナウイルス感染拡大の影響によりホテルの稼働が大きく落ち込み、結婚式など各種イベントの開催も中止・延期が相次いで発生した。業況は低迷し、一部仕入れ先に支払いの遅延が発生するなど、資金繰りが悪化したため事業継続を断念。今年1月末には事業を停止し、今回の措置となった。

 なお、事業は2月からリオ・ホテルズ北海道(東京都千代田区)に経営が引き継がれている。

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