test

東京五輪と建築

2014年9月1日
編集部

 外界から人間を守るはずの建築が我われの生活を脅かすときがある。災害が多く、人口減少が進む日本。求められる建築像も変わりつつある。

 東京オリンピックの開催を受け、にぎわう建設業界。都心では整備事業が始まり、早くも建設業の人材不足が叫ばれる。新国立競技場のデザイン案は、さながら近未来都市の誕生といった様相だ。

 「首都圏外への波及効果は」「災害対策は」。開発にはさまざまな課題が縮図のようにのしかかる。足かけ2カ月に満たない祭典。だが街は残る。五輪後に施設の余剰部を切り離す減築技術や、仮設・既存建築の活用など、新技術の発展にも期待がかかる。

 再びの東京五輪。建築は、街を構成する重要なピースだ。未来のライフスタイルを導く、建築の在り方が問われている。

【森山 聡子】

いいね・フォローして最新記事をチェック

PAGE
TOP

旅行新聞ホームページ掲載の記事・写真などのコンテンツ、出版物等の著作物の無断転載を禁じます。