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海の小浜 山の雲仙 それぞれの魅力をウォーキングイベント通じ発信

2022年1月11日
営業部:後藤 文昭

2022年1月11日(火) 配信

小浜の美しい風景を楽しむ参加者

 長崎県島原市で昨年11月13~14日、ONSENガストロノミーツーリズムが行われた。「海の小浜 山の雲仙」をテーマに、13日は小浜温泉、14日は雲仙温泉で、食や景観、歴史などを存分にアピールした。

小浜温泉
 

 小浜温泉のイベントでは、温泉街を抜け、高台へ進み、途中からは海を横目に進む9㌔のコースを設定した。 

おうちカフェ マロンのおもてなしメニュー

 スタート後、ボンパティ小浜店の限定スイーツや、海幸の里のサザエとカキの浜焼きをいただきながら、「おうちカフェ マロン」へ。「地元の人にゆったりとくつろいでもらいたい」との店主の思いから、中心街から少し離れた場所に建つ同カフェの自慢は、自家焙煎コーヒーと、店内やテラスから望む夕日。カフェで一息ついた後、再び歩き出すと、地元小浜高等学校の生徒がお出迎え。小浜の魅力に「温泉」、「人」、「自然」を挙げ、「県内外から多くの人に来てもらいたい」と話してくれた。

 その後海を目指し歩みを進め、「温蒸素味」へ。海を望むテラス席で渡り蟹の味噌汁と鯖寿司を味わいながら、しばしの休憩。同店を出発後は、ハンバーガーやアイスソルベを楽しみながら、ゴール地点へ。ゴールでは、小浜ちゃんぽんと足湯、そして美しい夕陽がお出迎え。豚骨と鶏ガラのWスープによるあっさりとした味わいと、海鮮を多めに使用していることが、小浜ちゃんぽんと長崎ちゃんぽんとの違いという。

 参加者からは、「いつも通過するだけだった小浜を歩くことで、新しい発見ができた」、「次に来た時の過ごし方のヒントが見つかった」などの声が上がった。

雲仙温泉

 雲仙温泉のイベントは、島原半島の食材を豊富に使ったフルコースが楽しめる。 

 スタート後しばらく進んだ「白雲の池」のほとりが、最初のガストロノミーポイント。昨年10月に販売が開始された「雲仙ジオバーガー」を味わう。市内5店舗で食べられる、雲仙生まれの食材をふんだんに詰め込んだ一品で、店舗ごとに使用する食材が違う。今回は、雲のなかcafeのバーガーを味わった。

 山を下り、まちの中を進んでいくと、「地獄の方へお進みください」という、ヒヤリとする案内が。これは地元の人が「雲仙地獄」をいう際に普通に使う言葉で、「雲仙地獄」が望めるホテルの客室は、「地獄ビュー」と呼ばれ、通常客室よりも宿泊料が高くなるという。

 雲仙地獄に向かう途中、2つ目のガストロノミーポイントでは、島原半島の郷土料理「六兵衛」に舌鼓。六兵衛はサツマイモの粉とつなぎとなるヤマイモを使用した黒い麺が特徴的な温かいうどん。

チーズをPR

 六兵衛を堪能した後は、雲仙地獄、昨年11月に誕生した展望公園「極楽公園」を経て、おしどりの池へ。ここに至るまでに温泉たまご、柚子緑茶、雲仙牛の鉄板焼を堪能。おしどりの池への入口では、小浜町にある牧場のチーズの盛り合わせを楽しんだ。

瑞穂産かきとチキンと雲仙種採野菜のソテーを鉄板で調理

 おしどりの池散策の途中では、瑞穂産かきとチキンと雲仙種採野菜のソテーを、鉄板で焼いているスポットが。ここがゴールを除く最後のガストロノミーポイント。種取り野菜は、種を採り続けて繰り返し栽培される雲仙の在来・固有種の野菜や、長年雲仙で栽培され続けその土地に馴染んだ固定種の野菜のことで、代を重ねるごとに甘みが増していくという。

 「県内に住んでいても知らなかった食に出会えた」、「何度か来たことはあったが、今まで知らなかった場所を歩けた」など、参加者に多くの新発見を提供した同イベント。両日のイベントを主催した関係者は、「今回は、宿泊につなげる狙いで、2日の開催にしました。グルメは、小浜は海産物を中心に雲仙は肉や野菜を中心に選んでいます。小浜、雲仙に関しては、内容を磨き続けながら毎年続けますが、来年、違う切り口でもう一カ所増やし、3カ所でイベントを開催したいと思っています」とイベントを振り返った。

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